クロネコヤマト問題と認知症

 

安心・安全・便利・快適!

現在の日本は本当に住みやすいですよね。

そのひとつの象徴が宅配便に代表される

日本の流通システムではないでしょうか。

夕方に集荷をお願いすれば、

翌日には日本全国のほとんどの場所に

届くのですから本当に便利ですよね。

 

一度海外で暮らしてみると、

これがいかにすごいことかということを

あらためて実感することができます。

 

そうした便利さは多くの人の

努力の結晶であり、

本当に頭が下がります。

 

私たちはそれにすっかり慣れて

当たり前のことのように

思ってしまっているのかも知れません。

でもそれでいいのでしょうか?

 

クロネコヤマトでおなじみの

ヤマト運輸が人手不足の深刻化から

時間帯指定のサービスを一部見直す

ということがニュースになりました。

 

このニュースを受け、あるラジオ局の

パーソナリティーが、

「でも受け取る方としては、便利で

ありがたいので、難しいところですね」と

問題の難しさを口に口にしていました。

 

本当にそうでしょうか?

ヤマト運輸が発表したのは、指定が

少ない正午から午後2時までの時間指定を

なくすというもの。

 

これをなくすだけで私たちの生活は

そんなに不便になってしまうでしょうか?

 

私たち認活アドバイザー協会では

認知症は現代病の側面もあると考えています。

 

認知症予防には「脳とこころの健康」「食」

「運動」が大切だということは繰り返し

お伝えしていますが、

電車や車での移動が増えて

人々の運動量は減り、

買い物や食事の準備の手間暇を

減らそうとした結果、

コンビニやスーパーで旬とは無縁の

添加物まみれの食べ物を買い

口にすることが増え、

テレビや様々なサービスが深夜まで

提供されるようになり睡眠時間が減り、

スマホなどの発達で四六時中仕事や色々な

ことに追われストレスを抱えるようになる。

 

これらのことは基本的には

多くの人の努力の結果生まれた

大きな進歩の結果です。

でも「過ぎたるは猶及ばざるが如し」と

いいますが、私たちはどこまで

便利・快適になれば気が済むのでしょうか?

 

私たちはお昼の間、2時間宅配便が

届かないことにさえ耐えられないほど

こらえ性がなくなってしまったのでしょうか?

 

宅配便のドライバーは本当に

大変なハードワークだと聞きます。

彼らが無理をして、ろくに休みをとることの

できない状況に追い込んで受け取る

荷物にどれだけの意味があるのでしょうか?

 

現代社会の便利さ・快適さは

本当に多くの方のたゆまぬ努力の結晶だと

心から尊敬しています。

 

でもそろそろ便利さや快適さを追求する

ベクトルの方向を少し見直してみても

いいのではないでしょうか。

 

その先にある生活が

真の認活ライフスタイルだと

私たちは考えています。